Classici giapponesi con furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Leggi 食道楽 (くいどうらく) di 村井 弦斎 (むらいげんさい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 160.757 caratteri · 321 schermate
第四十四 流動物
○鰻の骨はスープにしてタレを製するもよし。焼きて鶏に与うるも功あり。夏日はこれを薫して蚊を追うにもよし。
第四十四 流動物
智識の進歩するは物を研究するにあり。然れども我邦にはいまだ研究道楽の流行なし。殊に毎日の食物は人類生存の大本にして最も研究を要すべきに世人の多くその事に不注意なるは惜むべし。大原満の失敗も必竟ずるに食物上の無智識より起れるなり。「中川君、僕はモー懲々したからその後は一切固形物を食わん。毎日ソップを配達させてソップと牛乳ばかり沢山飲んでいるがなかなかまだ快方に向わん。一度腸胃を壊すと急に癒らんものと見えるね」中川「イヤ急性の腸胃加答留は摂生法次第で直きに癒るが流動物ばかり飲んでいてはいよいよ悪くなるね」大原驚き「何故、何故流動物が悪い」中川「何故といって流動物は胃のために極く悪い、不消化な固形物よりなお悪い。何となれば水分は胃で吸収されない。かえって胃から必要な場合に水分を分泌する位だから水分を多量に飲むと胃の中へ停滞して俗にいう茶腹が張ったように腹がダブダブする。あれは水分が胃の中へ溜まって外に往く処はなし、独りで困ってマゴマゴしているのだ。