Classici giapponesi con furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Leggi 食道楽 (くいどうらく) di 村井 弦斎 (むらいげんさい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 160.757 caratteri · 321 schermate
第八十 岡目八目
ソーダ鰹より製したるは色黒し。
○独活は半日ほど水に漬けてアクが抜けたらば別段湯煮こぼさざるもよし。また独活は蛋白質一分六毛、脂肪一厘、含水炭素二分四厘七毛、繊維七厘、鉱物質五厘七毛にて九割五分一厘は水分なり。
第八十 岡目八目
書生上りの大原も一家の主人となりてより今はよほどに世帯じみてお登和嬢の料理談に耳を傾く「そこでこの独活の酢煮はどうしたのです」お登和「それは独活を一寸ばかりの長さに切って、一度湯煮漏して塩とお砂糖と味淋と酢とでよく柔になるまで煮たのです」大原「そうですか、シチュウも酢煮も大層美味そうで今戴きたいけれどもマア晩の御馳走に取っておきましょう。ところで僕は早速に小山君の家へ奥さんと女中を頼みに行って来ましょう。今日は日曜日で小山君も在宅でしょうから都合がいい。貴嬢は直ぐにお料理の方へ取かかって下さいますか」お登和「ハイ私も家へ帰って第一に料理の取調べを致します。家にあるものはそれを使うようにしてなるたけ余計な物を買わないように致しましょう」と余所事に思わぬ経済主義、大原も心嬉しく「そうなすって下されば何より有難い。僕の両親に貴嬢のお料理を御馳走して貴嬢の御親切なるお志を知らしめたらばさぞかし悦ぶ事でしょう。