Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Leggi 食道楽 (くいどうらく) di 村井 弦斎 (むらいげんさい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 160.757 caratteri · 321 schermate

Aozora Bunko

第五十四 肉の味

一週間過ぎれば疵口も癒えてしまって外の鶏と遊んでいてどれが去勢したのだか分らない位だ」小山「そういうものかね。やさしいようなむずかしいものだ」と独りで感心する。

第五十四 肉の味

小山は我が郷里に去勢術を実施させたき下心ありて熱心なり「中川君、君の話によると巧にさえ遣れば跡は直きに癒るようだがその疵口が膿んだり腫れたりして病気になる事はないかね」主人「それは大丈夫さ、器械も鶏の外皮も一々厳重に消毒法を行って施術するから化膿する事はない。疵口へ細菌の飛込む事があったらそれこそ実施者の不注意だ。疵口を縫う糸も普通の外科用の消毒糸で沢山だ。人間の疵口を縫うには先年まで猫の皮から製した糸を使ったが陸軍の発明で今では天蚕糸の精製したものを使う。天蚕糸は直きに溶けてしまうから糸を引抜く世話がない。鶏は人間に比して体温が非常に高いためか普通の糸でも直きに溶けてしまうよ」小山「そうかね、是非一つ僕の郷里へ勧て実施させたいと思うが素人にはとても駄目だね。我邦には今熟練なる技術者が沢山あるかしらん」中川「まだ沢山はない。去勢術が出来るという人でも十羽去勢して六、七羽まで生きれば上等の方だ。