Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Leggi 食道楽 (くいどうらく) di 村井 弦斎 (むらいげんさい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 160.757 caratteri · 321 schermate

Aozora Bunko

死んだ海老を湯煮たのは尾がダラリと長くなっている。それが内地廻しになるのだね」小山「アハハ大概そんなものさ、うっかり物を買うと悪い品物ばかり押付けられる。しかし君の家にはお登和さんがあるから非常に徳だね。僕のワイフも追々お登和さんに料理法を仕込んでもらわなければならん。昨日は大分教わったそうだ。僕も昨夜章魚の柔煮や薩摩芋料理を賞翫したが直段の安い品物を美味く食べるのは実に経済主義だ。お登和さんを女房に持つ人は非常の幸福さね。時にそのお登和さんの事について少し相談がある。ドウセ何処へかお嫁に遣るのだろうから知らない人へ遣るよりもどうだねあの大原君に遣っては。大原君は非常の熱心だよ。昨日も僕の帰りを待っていて懇々と僕に頼んだよ」と親しき仲とて言葉に飾りなし。中川は先クスリと笑い「大原君か、道理で昨日も妙な様子だと思った。跡で聞けば妹に不思議な半襟を持って来てくれたそうだ。随分滑稽さね。大原君だって別段に悪い点もないが何にしろあの大食では恐れる」小山「大食だけがあの男の疵だ。その大食は自分でも害のある事を知っているからお登和さんが側にいて追々矯め直して行けば必ず直る。