Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まほうにんぎょう

魔法人形/サーカスの怪人

江戸川 乱歩

Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate

Aozora Bunko

「ワハハハ……しめたぞ。おい、中にいるやつ、おれの声が聞こえるかね。ワハハハ……おれが、よろいびつのすきまに気がつかないほど、のろまだと思っていたのかね? おれの目は、ネコの目だよ。どんな小さなものでも、見のがしっこないのだ。

おれがしごとをするといったのを、聞いていたかね。いったいなんのしごとだと思ったね? ワハハハ……それはね、釘と金づちのしごとさ。つまり、きさまをいけどりにするしごとさ。ほら、こうするのだ。聞こえるかね? これは、釘をうつ音だぜ。」

怪老人は、にくにくしくいいながら、よろいびつのふたに、長い釘をトントンとうちこみはじめました。さっき老人がふたの上にこしかけたとき、はさんであった鉛筆がおれてしまったので、ふたはピッタリしまっています。老人は、それを上から釘づけにしようとしているのです。

「ワハハハ……。中にかくれているのは、若い女の子らしいね。女探偵かね。女のくせにだいたんなやつだ。おれは、女の子にはやさしくするほうだが、おれの秘密をさぐりにきた女探偵とあっては、しょうちができない。こうして閉じこめてしまうのだ!」

小林君は、しまったと思いました。