Classici giapponesi con furigana
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さんまいつづき
三枚続
泉 鏡花
Leggi 三枚続 (さんまいつづき) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.572 caratteri · 124 schermate
紋床の若いのが酔ったといえば、交番でも棄てて置くは、店の邪魔はせず、往来には突懸らず、ひょろついた揚句が大道へ筋違に寝て、捨鐘を打てば起きて行くまで、当障りはないからであったに、その夜は何と間違ったか、門附の天窓は束髪のまま砕けて取れよう、呀と傍の者。
(あれ!)
(畜生さあ、鳴かねえ鶯なら絞殺して附焼だ。)と愛吉はちらつく眼、二三度撲りはずして、独で蹌踉けざまにまた揮上げた。
握拳をしっかり掴んで、力任せに後へ引放した者がある。
(顔を見ろ、)
(や、)
(蒼くなれ蒼くなれ、奴、居酒屋のしたみを舐めやあがって何だその赤い顔は贅沢だい、我が注連縄を張った町内、汝のような孑孑は湧かない筈だ、どこの流尻から紛れ込みやあがった。)と頭ごかし、前後に同一ような、袷三尺帯の若衆は大勢居たが、大将軍のような顔色で叱ったのは、鯰の伝六といって、ぬらくらの親方株、月々の三十一日には昼間から寄席を仕切って総温習を催す、素人義太夫の切前を語ろうという漢であった。
過日その温習の時、諸事周旋顔に伝六木戸へ大胡坐を掻込んでいて、通りかかった紋床を、おう、と呼留め、つい忙しくって身が抜けねえ、切前にゃあ高座へ上るのだから、ちょいと道具を持って来て髯だけあたってくんなよ、と言種が横柄な上、かねて売れた構の顔色を癪に障らしていた、稲荷さんの紋