Classici giapponesi con furigana
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さんまいつづき
三枚続
泉 鏡花
Leggi 三枚続 (さんまいつづき) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.572 caratteri · 124 schermate
そう思って堪らなかったんですが、気が着きますとね、待てよ、私が思った通を口へ出して謂やあ、突然伝を向うへまわして、ずらりと並べる台辞になる、さあ、おもしろい、素敵妙だ。
一番、この女をかつぎ込んで、奴が平生侠客ぶるのを附目にして、ぎゅうと謂わそう。
蝦蟇の膏で凹まされるのも何のためだ、忘れやしねえ。」
と話をするにも凄まじい意気込だった、愛吉はちょいと気をかえ、
「へへへへ、先の縁日の晩のは、全くこっちが悪かったんでさ。落度はあったって口惜いにゃ口惜いでしょう、先生、子曰はよして聞いて下さい、可うございますか。」
「可いさ、可いさ。」
「オイ、姉や、私が肩へつかまりねえ、わけなしだ。お前ン処まで送ってやろうと、穿物を突懸けておいて、蹲んで背中を向けますとね、そんな中でも極のわるそうに淋しい顔をして、うじうじ。
じれってえ女じゃあねえか、尻なんざあ抱きやしねえや、帯を持って脊負ってやら、さあ来い、と喧嘩づらの深切ずくめ、言ぐさが荒っぽうございますから、おどおどして、何と肩へ喰いつくように顔をかくして、白昼、それでもこの野郎の背中へ負をしましたぜ。あとで考えると気の毒でさ、女の気じゃあ疵が痛む方がどんなにお恰好だか知れませんよ。