Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
」
「異議なし!」「異議なし!」
ベンチの方ぼうから、声が起こりました。
ベンチにかけていた黒いお化けはみんな人間だったのです。二十面相の部下だったのです。黒シャツに黒ふくめんをつけて、目のところだけをくりぬいたありさまは、ポケット小僧と、そっくりです。
かれらは、そのとき、そろって立ちあがりました。
「電人Mばんざーい。」
「電気の国ばんざーい。」
みんなの声が、星空の下にとどろきわたりました。
ポケット小僧は、ますます驚きました。二十面相の電人Mは五十人の部下をもっているのです。そして、毎日、毎日、日本じゅうの美術品を、いや、世界の美術品を、集めているのです。
遠藤博士の発明を盗むのも、電人Mに化けたのも、みんなその目的を達するためらしいのです。なんという大がかりな盗賊団でしょう。
「だが、こっちには明智先生がいる。小林団長がいる。なあに、いまに、あっといわせてやるぞ。」
ポケット小僧は、明智事務所に帰るために、みんなのそばから、離れていきました。
しかし、このひろっぱの回りには、高いコンクリートの塀が、めぐらされていて、どこにも出口のないことがわかりました。