Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
それから、からだをゆり動かすと、いくえにもまいたなわが、だんだんとけていって、とうとう手も足も自由になりました。
いすをはなれて、そっとドアに近寄り、そとのようすに耳をすましたうえで、しずかにひらきました。だれもいないようです。廊下に出ました。まっすぐに、すすんでいきます。
廊下のつきあたりに、せまい階段がありました。足音をしのばせて、それをのぼると、ドアにつきあたりました。また耳をすましてから、そっとそれをひらきました。
外はまっくらです。そして、ふしぎなことに、海のにおいがしました。
「おーい、にげたぞーっ。明智探偵がなわをきって、にげたぞーっ。」
どこからか、さけび声が聞こえてきました。
明智は、まっくらな中をかけだしました。足もとがユラユラとゆれているような気がします。
うしろから、パン、パンと、ピストルの音がしました。おどかしに、わざとねらいをはずしてうったのでしょう。
明智探偵は、むちゅうになって走りました。十メートルほどいくと、なにか、かたいものにぶつかりました。階段のてすりのようなものです。
「ワハハハハ……、おどろいたか、明智先生。