Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

それに、明智先生が、「おれ」なんていうのは、おかしいではありませんか。

「ウフフフ、きみたち、うまくだまされたね。おれをだれだと思う。おれは変装の名人だよ。明智探偵にだって、だれにだって、ばけることができるんだ。」

もう声も明智先生の声ではありません。だれとも知れない、しわがれ声です。それでは、この人は明智先生ではないのでしょうか。すると、もしや……。

「ウフフフ……、へんな顔をしているね。やっとわかったかね。そうだよ。おれは明智探偵じゃない。あいつは、いまごろは、まだ福井県で、まごまごしているころだよ。」

「じゃあ、さっきの電話も……。」

「そうさ、あれも、おれが明智の声をまねた、にせ電話だよ。」

「えっ、それじゃあ、きみは……。」

「恐怖王というどろぼうだよ。このごろは黄金仮面ともよばれている。こん夜、片桐のもっている国宝の仏像をぬすみだすので、ひょっとして、片桐が明智の事務所へ電話でもかけて、きみたちにじゃまされるといけないので、こうして先手をうって、とじこめておくのだよ。ハハハハ、おれも、なかなか用心ぶかいだろう。じゃあ、きみたちは、ここで、ゆっくりやすんでいたまえ。