Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

物おき小屋

どうやら、うしろから聞こえてくるようです。

三人は、うしろをふりむきました。

入口のドアがひらいて、そこにひとりの少年が笑いながら立っていました。少年探偵団長の小林君です。

「やっ、きさま……。」

仏像にばけた恐怖王が、おどろいて、小林君の顔を見つめました。

「ハハハ……、きみは、明智先生にばけて、ぼくたちを屋根裏にとじこめたつもりだろうが、とっくに、ぬけだしてしまったんだよ。そして、きみの計略のうらをかいてやったのさ。ハハハ……、わかるかい。

きみは、せっかく苦心をして、仏像にばけたけれども、それは、なんの役にもたたなかったんだよ。ハハハ……、わかるかい。」

小林少年は、さもゆかいそうに笑うのでした。

物おき小屋

「なんだと、なんの役にもたたなかったと?」

黄金仮面はびっくりしたように、立ちどまりました。小林少年の知恵のあることを、よく知っているので、なんだか、きみがわるくなってきたのです。

「ハハハ……、そうだよ。きみの部下が仏像をぬすみだして、左右からだくようにして、門の外へ出ていった。それをぼくたち少年探偵団がまちぶせしていて、追っかけたんだよ。そして、きみの部下が仏像をあき家のなかに、かくしたのを見つけ、それを、ちゃんと取りかえしてしまった。