Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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へいけがに

伝奇ノ匣2 岡本綺堂妖術伝奇集

岡本 綺堂

Leggi 伝奇ノ匣2 岡本綺堂妖術伝奇集 (へいけがに) di 岡本 綺堂 (おかもときどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 203.094 caratteri · 411 schermate

Aozora Bunko

私は御免を蒙ってお先へ休みますからな。

高田 相変らず早寝ですね。

李中行 早寝は昔からの癖ですよ。

(李は笑いながら寝室に入る。二人も笑いながら後を見送る。)

中二 あれだから話にならない。はははははは。

高田 いや、日本でも田舎へ行くと、やっぱりあんな年寄りがありますよ。

中二 そうですかなあ。いや、それがおかしいんですよ。あなたの工場から妹の弔慰金を送って来ると、親父はしきりに気味を悪がって、そんな金を貰うと跡がおそろしいと云って、容易に受取ろうとしなかったのを、私たちが無理に勧めて受取らせたんです。ところで、さあ其金を自分の手に受取っていると、又むやみにそれが惜しくなって、銀行へも預けないで自分がしっかり握っていると云うんだから、可笑しいじゃありませんか。一体、どこへ埋めたのかな。(立って土間をみまわす。)それとも畑のなかへでも埋めたかな。

高田 お父さんは工場から届けて来た弔慰金をどうしても受取らないと云うのを、私達が色々に説得して受取らせることにしたんですが……。青蛙神に八千両の金を祈って、扨その半額の四千両が手に入るようになると、その代りに娘が命を取られた。