Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate
兆だ、国中新生の小児をことごとく送り来さしめ、各々一空壺中に唾かしむれば、唾が火となる児がそれだというので試みると、果して一児が人蟒と別った、因ってこれを無人処に隔離し、死刑の者を与えると、毒を吐いて殺す事前後七万二千人、ある時獅出で来て吼声四十里に達したので人蟒を遣わすに、毒気を吐いてたちまちこれを仆した。のち人蟒老いて死せんとする時、仏、舎利弗して往き勧めて得脱せしむ。人蟒われいまだ死せざるに、この者われを易り、取次もなしに入り来ると瞋って毒気を吐くを、舎利弗慈恵を以て攘い、光顔ますます好く、一毛動かず。人蟒すなわち慈心を生じ、七たび舎利弗を顧みて、往生昇天したとある。竜気を稟けて生まれてだにこんなだ。いわんや竜自身の大毒遥かに人蟒や蟒卵に駕するをやで、例せば、難陀波難陀二竜王、各八万四千の眷属あり、禍業の招くところ、悩嫉心を以て、毎日三時その毒気を吐くに、二百五十踰膳那内の鳥獣皆死し、諸僧静かに度を修する者、皮肉変色憔悴萎れ黄ばんだので、仏目蓮をして二竜を調伏せしめた(『根本説一切有部毘奈耶』四四)。
かく竜てふ物は、東西南北世界中の大部分に古来その話があるから、東洋すなわち和漢インド地方だけの事識れりとて、竜の譚全体を窺うたといわれぬ、英国のウォルター・アリソン・フィリップ氏の竜の説に