Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

あいこくしんわたしはこうおもう

和人は舟を食う

知里 真志保

Leggi 和人は舟を食う (あいこくしんわたしはこうおもう) di 知里 真志保 (ちりましほ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 70.567 caratteri · 144 schermate

Aozora Bunko

医療費を催促しない医者

今では、コタン(土人部落)の人や、町の人の結婚式に、氏の存在は無くてはならないものになり、必ず招かれて行くのである。誕生祝や出産のお祝いに、いつでも、どこでも気軽に出かけて行く。

氏にとって、最大の慰めはなにかというと、時折訪れてくる学究の徒や、コタンを出て、一人前になって働いている青年が、休暇に立ち寄った時である。最近は、好きなタバコにも手が出ないと、高橋氏の近況を報せてくれた人がいたのだが、益々自愛専一に、頑張ってもらいたいものである。

医療費を催促しない医者

白老川をさかのぼること約14粁、本流の左手には、ささやかな部落がある。むかしから、ホロケナシという名でしられた農村である。この付近の土地に、昭和7年、三十五、六戸の移住民が入植した。彼等は、文字通りの無一文で、何年も何年も、雑木林や火山灰地と闘った。この“森野”に住む人で、高橋氏のことをあしざまにいう人は見つからない。

彼等にとって、氏は恩人なのである。夜の夜なかでも、急患が出たとなると先生は、それこそ大いそぎで自転車にまたがって、三里半の道のりを力づよくペダルをふんで行くのである。季節のものを、荷台につんでいって、まち構えている子供達に、分けあたえるということも、決して珍しいことではなかった。