Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
蛭田博士自身が蛭田博士の秘密をあばくなんて、じつにとんでもない話です。え、そうじゃありませんか。ハハハ……。」
殿村はまたしても、さもゆかいらしくゲラゲラと笑うのでした。
ああ、読者諸君、なんだか心配になってきたではありませんか。もしや明智探偵は、ひじょうな失策をしたのではないでしょうか。殿村のいうところは、いかにも筋道が立っています。犯人が犯人自身の秘密をあばくなんて、ほんとうに考えられないことです。
明智はと見ますと、べつにおどろいたようすもなく、平気な顔をして、にこにこ笑っていますが、でもほんとうに大じょうぶなのでしょうか。もしや、やせがまんで、あんな笑顔を見せているのではありますまいか。
すると、そのとき、たまりかねた中村捜査係長が、横あいから声をかけました。
「殿村君、じゃあ、なぜきみは、あんなみょうな変装をしていたんです。きみがもし、犯人とはなんの関係もない正しい人物だとすれば、変装なんかする必要は、少しもないじゃありませんか。これをどう説明します。」
いかにももっともな質問です。殿村がたとえ蛭田博士その人でないとしても、あやしい人物にはちがいありません。