Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate

Aozora Bunko

ハハハ……、にせ者はぼくではなくて、この奥にとじこめられている男だよ。」

「え、え、なんだって?」二十面相は、ほんとうにめんくらってしまって、なにがなんだかわからないようです。

「きみが明智小五郎だと信じて、洞くつの奥へとじこめた男がにせ者だというのさ。」

「そんなことはない。いくら洞くつの中が暗いからって、にせ者にだまされるようなおれじゃない。だいいち、あの男とはおれの家で話をしたのだし、おれの家から洞くつの入り口まで、肩をならべて歩いて、太陽の光でよく顔を見ておいたのだから、まちがいはない。あいつはたしかに明智小五郎だった。」二十面相は半分はひとりごとのようにつぶやいて、まだ、ふにおちぬていです。キツネにつままれたとは、きっとこんな心持ちをいうのでしょう。

「ハハハ……、さすがの二十面相も、きょうは少し頭がにぶいようだね。わからなければ説明してあげよう。いいかね。ぼくは少年探偵団の子どもたちがゆくえ不明になったと聞いたとき、すぐさまきみのことを思いだした。これは、二十面相のしわざにちがいないと考えた。

二十面相はこの鍾乳洞の付近に、だれも気づかぬ人物に変装して、住んでいるのかもしれない。