Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
何か大声にどなっているのです。
「さあ、魔人さまのおおせを通訳するから、よく聞くんだぜ。いいか。……小林、きさまはよくも、おれをひどい目にあわせたな。だが、おれは神通力をもっているんだ。あの煙突からおちて死んでしまったけれども、見ろ、こうしてちゃんと生きている。きさまの先生の明智なんかにつかまるようなおれじゃない。わかったか。そこで、きさまはばつとして、一生この地の底にとじこめておくことにする。きょうから明智の弟子でなくて、おれの弟子になるんだ。どうだ、うれしいか。なに明智にあえないのが、かなしいというのか、ワハハハヽヽヽ、しんぱいするな。明智ならいまにあわせてやる。あいつも、きさまと同じように、この魔人国のとりこにして、青銅人間にしてしまうつもりだからな。そうすれば、毎日、明智にあえるというもんだ。ワハハハヽヽヽ。」
道化師はそこでプッツリ口をとじました。魔人も歯ぎしりをやめて、おどかすように、青銅の両手を大きくふったかと思うと、そのまま、また幕のうしろへかくれてしまいました。小林君は何かいってやろうと思ったのですが、自由に口がきけないうえに(さいぜん、食事の時、鍵でひらいてくれた下あごは、またもとのとおり、ふさがれていたのです)アッと思うまに魔人が姿を消してしまったので、何をいうまもありませんでした。