Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
むろん、よろいと縄ばしごは、ふろしきにつつんで持って行った。現場に証拠をのこすようなヘマはしない。
つぎに第三種の魔人は、さっき空気をぬいて見せたゴム人形だよ。こいつが煙のように消えうせる役目をつとめていたのだ。手塚さんのうちの湯殿と、納戸と、蔵の中と、それから、ゆうべは、手塚さんの寝室にあらわれた、あの魔人はみんなゴム人形だったのさ。
手塚さんのうちのどこかに、エア・コンプレッサーがかくしてある。そこからくだをひっぱって、ゴム人形に空気を入れて、うす暗いところに立たせておく。だれかがそれを見つけて逃げだしたすきに、人形の両足のとめ金をはずして、いっぺんに空気をぬいてしまう。両足の底が全部ひらくようになっているんだから、アッと思うまにペチャンコになってしまう。一度逃げだした人が、みんなといっしょに、ひきかえして来た時には、もう人形は影も形もなくなっている。というわけなんだな。
ギリギリというあの音をだす機械は置時計ぐらいの大きさだから、どこにでもかくせる。そのネジをまいておけば、あのいやな音がするのだよ。
そうしてペチャンコになったゴム人形は、小さくたたんで、どこかへかくしてしまうのだが、湯殿のときには一時桶の中につめて、ふせておいたのかもしれない。