Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
乞食少年
しかし、少しもかまいません。かえって働きがいがあるというものです。」明智はおだやかに、相川技師長の申し出に応じました。
「殿村さんはいかがでしょう?」
「明智君では、相手にとって不足じゃが、そっちがやるというのなら、わしも挑戦に応じましょう。だが明智君、きみは今のうちにかぶとをぬいだほうがよくはないかね。とてもこの競争は、勝ちめがなさそうだが。ウフフフ……。」殿村は、あくまでふゆかいな毒口をたたくのでした。
乞食少年
それからしばらくたって、明智探偵と殿村探偵とは、相前後して、東洋製作会社の門を出ました。
殿村は別れのあいさつをするでもなく、ぶあいそうな、敵意にもえた目で、ジロリと明智をにらんでおいて、例のまがりくねったステッキをつきながら、からだを二つに折るようにして、ヨチヨチと歩いていきます。
すると、どこに、かくれていたのか、ひとりの乞食の子どもが、石門の中からヒョッコリ姿をあらわしました。のびほうだいにのびた髪の毛、すすをぬったように黒くよごれた顔、ボロボロにさけやぶれた洋服、十四、五歳ほどの、見るもきたならしい乞食少年です。
乞食は門の外へ出ますと、まだそこに立って、殿村のうしろ姿を見送っていた明智探偵を、ヒョイと見あげました。