Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 79.482 caratteri · 160 schermate
三月二十五日
この男いつか教育家に経済学から転業したと見える。
同じ『中公』に大宅壮一の「知識階級の没落と就職難」あり。
土方、論文に学問は学問として大切だが、現実をより深く理解するための学問であるべきが大学教育では学問のための学問となって居ると書く。ところが、この論点によってみると彼自身何ぞ現実を理解せざることのはなはだしき!
つまり、俺のようになると云うことを示したのだろう。
三月二十五日
『改造』『中央公論』などをよみ、自分一つの興味を感じた。これは一つ、『国民新聞』から蘇峰のとび出した事件。
一つは横光、林、前田河などの支那に対する興味の示しかただ。
支那が日本に働きかけて居る力、これは対支外交史上に於ける田中内閣の失敗に於て著しいばかりでなく、この三人の示す興味に於てはっきり認められる。自分には非常に面白い。モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)に坐って居て、描かれる或ラインを地球の上に感じる。六十七歳のソホー老人もこの輪の片はじに引っかかって、常識ゆたかなる市民の前に投げ出された社会的の時代的楔の一つだ。自分は日本の社会にきり込まれる縦と横との線をこの二つの現象の上に感じるのだ。