Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 79.482 caratteri · 160 schermate
祖父の代は田舎の士。明治の始め高級地方官をつとめ、田舎の開墾事業をやって、不平で死ぬ。息子、型の如く大学を出、健康と常識と或感傷とをもってイギリスへ行く。本もののブルジョアのネキスト・ジェネレーションと親交をもつ。かえって自分の仕事を始め、ブルジョアのおこぼれで、先代よりは表面運動多き生活をする。然し理想や□□なき精力的中流。親のそういう生活を一人の子は批評しはなれ、一人の子はその境遇から脱せず、苦しみ自殺する。
ソーリョー息子は、不思議な日本家族制度の血によって、変にその親父のつくったタガにうまくはまって居る。やっぱり同じような娘を妻にする。
――遊ぶんでも同じ位の程度のもんでないと何だか工合がわるい、愉快でない
二十六七歳で彼にはそういう固定した心持が出来て居る。自動車を三四台つらねてドライブするのが楽しき空想の一つといったような。(アメリカなら職工だってこの位のドライブは出来るが、日本ではブルジョアのなぐさみなのだ。)
十四歳の娘はまるで生活を知らぬ。働くよろこびを味う機会を与えられず育ち、母はその娘がイコジでヒステリーだという。つまらなくて大人だけの生活で、娘はヒステリーにもなるであろう。