Classici giapponesi con furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Leggi 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) di 平田 晋策 (ひらたしんさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 102.452 caratteri · 208 schermate
命中だ。
巡洋艦が三隻、パッと火を出した。黒い煙がもうもうと立ち上り、檣がぐらぐらとかたむいた。
つづいて第二回目の打方。こんどは戦艦に命中した。櫓がくずれ落ちるのが、手にとるように見える。
※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、ふるえながら望遠鏡をのぞきこんだ。敵艦が大きくうつっている。三十六糎砲がこちらを向いている。あッ、ものすごい砲火がひらめいた。思わず、耳をふさいだが、ヒューシュシューゴォーッと、敵弾は気味の悪い音を立てて、すぐ近くの波間へ落ちた。
まっ赤な水柱が、竜巻のように『最上』の行手をさえぎった。敵の逆襲である。
それからは、乱戦だ。
遊撃隊は、四十ノットに近い快速力で、波をけたてて、敵艦隊のまわりを、ぐるぐるかけまわった。そして呉式十五糎砲で、射って射って、射ちまくった。
敵艦隊は、あわれにも、みな傷ついて、十五、六ノットの速力しか出ないのだ。逃げようとしても、逃げることが出来ない。
まず、弱い巡洋艦が一隻、一隻と沈められて行った。駆逐艦もつぎつぎに海のもくずと消えた。
生残っていた水上機が四機、肉弾となって矢のように突撃してきたのは、敵ながら勇ましかったが、青木光線で射たれると、あわれや、みな火のかたまりになって、もえ落ちてしまった。