Classici giapponesi con furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Leggi 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) di 平田 晋策 (ひらたしんさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 102.452 caratteri · 208 schermate
悲しい朝
の上をはいまわる。
ああ、木下大佐がよろよろとよろめいた。三宅参謀が、ばったりたおれた。
青木光線の火が消えた。砲声も、だんだん低く、おとろえてゆく。
なんだか胸が苦しい。心臓がいたい。……
※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、思わずよろめいた。
「もう、おしまいだわ。」
眼が見えなくなった。くらいくらい闇の中に、清君の幻が、ぼオーッとうかんできた。幻の清君も、青い青い顔をしている。
波の音が、かすかにかすかに聞えてくる。とうとう※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、死んだように動かなくなった。
悲しい朝
寒い。※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、そっと眼をひらいた。防毒面が重い。そっとぬいだ。すがすがしい朝の風が、つめたく胸もとへ流れこむ。
「あら、あたし死ななかったのかしら?」
よろよろと起き上ろうとすると、目の前に木下大佐が、まっ青な顔をして、立っている。足に力がないのか、姿勢が悪い。
「まあ、艦長、お顔の色が……」
※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、わが身の苦しいのをわすれて、立ち上り、大佐の腕を、とった。