Classici giapponesi con furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Leggi 植物記 (しょくぶつき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 165.848 caratteri · 327 schermate
多脚的に分枝しその枝端から茎と葉とが萌出して地上に出で、それが沢山に集まって一株一株叢をなして茂っているのである。冬になって茎葉が枯れても地中の地下茎は依然として生き残り、来春復たその株から新らしい芽を出すのである。もし春早く山や野を焼きそこに数寸に萌出したススキがその表面を焼かれて黒く焦げている場合をスグロのススキと呼ぶのである。
春に芽出ったススキはまず葉鞘(ハカマ)のある葉が叢生し、次にその中から茎が立ちて更に葉がそれに二列式に互生しているが、それには無論長い淡緑色の葉鞘があって茎を包んでおり、その葉鞘は茎の節に着いている。葉の本部なる葉片は狭長でその末漸次に尖り、表面は緑色、裏面は帯白緑色である。葉片の中央には一条の中脈があって表面では白色、裏面では淡緑色を呈している。葉縁には尖どき細鋸歯が駢んで扱けばよく手を切る事は人の知っている通りである。支那の書物にも「甚ダ快利ニシテ人ヲ傷クルコト鋒刀ノ如シ」と書いてある。そして葉鞘と葉片との界には小舌と呼ぶ小鱗片があるが、これは禾本類の特徴である。
茎は禾本類では特に稈といわれるが、ススキの稈の本の方は往々葉が枯れ去りてその膚を露わし、節が見えて細い竹の様になっている。