Classici giapponesi con furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Leggi 植物記 (しょくぶつき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 165.848 caratteri · 327 schermate
紀州植物に触れて見る
云後黄枯スレバ内ニ三稜ノ小子アリ茶褐色形蓼実ノ如シ是金蕎麦ナリ根ハ黄色ニシテ大黄ノ如シ。
これでその草状がよく判かるでしょう。そしてその葉は食えば食えるとの事を聞いたが私はまだこれを試みた事がない。支那の書物の『救荒本草』には、飢饉の時に際してはその嫩き苗葉を採りゆでて水に浸してその苦味を淘浄し油塩に調えて食する事が書いてある。
六月頃にその実の熟し時を見料らいそれを採り入れて乾かしソバ殻の代用としてこれを茶枕に容れ用うる事があるので私もこれを実行して見た事があったが、しかしこれは普通一般には行われていない。
上に述べたようなイキサツを承知すればシリベシ山を後方羊蹄山と書いた理由がよく呑み込め得るであろう。
紀州植物に触れて見る
私はとても忙がしいのでちっとも緩くり出来ません。次から次へと用事が込んでいましてどうも時間が得られないので困っている次第です。
ところへ突然、雑誌『紀州動植物』を編輯発行して居らるる植村利夫君からの御来状で是非にと拙稿を需められましたので、ほんのその責塞ぎにここにつまらぬ短文を差上ぐる事に致しました。もう少し私が閑散の身なればもっと長文のものを草する事も出来たでしょうが何分にも多忙なので、今回はこれで御勘弁を願う事に致しました。