Classici giapponesi con furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Leggi 植物記 (しょくぶつき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 165.848 caratteri · 327 schermate
幸い若い時分から身体に何の故障も無くすこぶる健康に恵まれているので、その辺はあえて心配無用ダ。私の脈は柔かく血圧は低く、エヘン元気の電池であるアソコも衰えていなくそして酒を呑まず煙草も吸わぬからまず長命は請合いダと信じている。マア死ぬまで活動すのが私の勤めサ。「薬もて補ふことをつゆだにも吾れは思はずけふの健やか」これなら大丈夫でしょう。
言い漏したが前の日本植物志図篇の書はその後どうなっタ? それは私の環境が変ったのでアレはまずその第十一集で打切り(十二集分の図は出来ていたけれど)後に当時の浜尾総長の意を体して大学で私が大日本植物志の大著に従事していたが、ある事情の下にそれは第四集で中止した。これは我邦植物書中の最も精緻を極めたものであるのでその中止は我が学界のためにこの上も無い損失であった。著者であった私としてはマー私の手腕の如何なるものであったかの証拠を示した記念碑を建てて貰ったのダト思えば多少自ら慰むる所がないでもない。
以上はすこぶるダラシの無い事を長々と書き連ねましたので筆を擱いたあと私は恐れ縮こまっています。
ながく住みしかびの古屋をあとにして