Classici giapponesi con furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Leggi 植物記 (しょくぶつき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 165.848 caratteri · 327 schermate
自分で書いて、それを冊子とし同輩の人々に回覧せしめたものでした。その時井上哲次郎博士に序文を頂こうと思って当時東京にいた土方寧氏を煩わしましたが、何かの都合で有賀長雄先生から「格致の弁」という名文を貰ってよろこんだことなどを覚えています。こうしたことも結局郷土人に科学の知識を涵養しようとする私の努力だったのです。
その頃郷土の学校に唱歌という課目があったが、師範学校に一台のオルガンがあるだけで郷里にはこれなくどうしても正確な教授も出来なかったので、私は自費で一台のオルガンを買って郷土の学校に寄附したことなどもありました。自分はどうかして新しい知識を郷里に入れようと努めていたのです。
当時は私の家には財産があったので、この頃は学問に遊んでいたのです。親が早くなくなったので親よりの制裁もなく、自分の念うままにすきな植物研究に入って行ったのです。こうして自分の研究を進める一面、自分は方々よりあつめた本を郷土の人々に紹介しては読書の関心を強めようとしていたのです。
研究に没頭して、遊堕を省みない
二十代頃を顧りみて、いままでによかったと思うことが一つある。