Classici giapponesi con furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Leggi 植物記 (しょくぶつき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 165.848 caratteri · 327 schermate
芙蓉というはハスの一名であるが、今世人が芙蓉と呼ぶものは元来は木芙蓉なので、これはゼニアオイ科中の一灌木の名であります。花が大きくかつ美麗であって、ハスの花の様だからこの植物を木芙蓉と呼んだもので、これと混雑を避ける為にハスの事を水芙蓉とも草芙蓉とも言って、この両者を区別して居ります。
ハスは日本でも古くから作って居りますが、無論原は他国から渡りしものであります。隣邦の支那にも往昔より栽培して居るが、しかしその原産地は天竺すなわち英領の印度なので支那も始めは固より同国より輸入したものでありましょう。なおハスはペルシア・マレー群島ならびに濠洲にも分布して居ります。
支那のハスは、前にも述べたように蓮根の節間が短くて太いが、我邦に往古から栽培せられて居るものは、諸君が知らるる如く節間が長く延びて居る。我邦のも元は支那産のものの如く切迫せる節間を有せるものであったのでありましょうが、永き年の間泥及び水などの状態のため、漸次にその原形を変じて遂に今日の如き痩長形のものとなったのではないかとも思いますが、これは正確の考えだか架空の説だか、今少しよく詮索せねば分りません。