Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

Leggi 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) di 橘 外男 (たちばなそとお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 247.361 caratteri · 483 schermate

Aozora Bunko

が、もう少しぐらいは一同で驚いて尊敬してくれてもよさそうなものにと、知事市長級の友人である私の眼にはいささか物足りなく感ぜられたのであった。

ともかく老市長は何か調べ物でもしていたらしい様子なので、私たちはもう一度感謝の意を表してそこを辞すことにしたが、私は忙しい仕事を持っていたし、それにここから私の家まではもう眼と鼻の先であったから別れて帰ろうとしたが、いずれも私を引き留めて離さなかった。いつも怒ったようにムッツリとしているシャアまでが眼を瞋らさんばかりに私を引き留めた。今日だけはどんな用があっても万障放棄してぜひ付き合ってもらいたいというのであった。

大体今日のフガとの合戦たるやこれを概観するに私の面目がまる潰れになったのやら、隠居市長の助力によってまる上ったのやら私自身にも混沌茫漠として掴みどころがないのであったが、掴みどころがないのにタカリ付くのもどんなものかと私は躊躇していたが、多少誇張的に言えばこの人々は深き感激と感動のために言うべき言葉もなかったというような状態なのであったから、そこへ流して来た自動車を呼び留めて先頭の車に私と太子とシャアとが乗ると初めて気付いたように、今やこの人たちの降るような握手と感謝とが面食らうほど私の上に浴びせられてきた。