Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
たなださいばんちょうのかいし
橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇
橘 外男
Leggi 橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇 (たなださいばんちょうのかいし) di 橘 外男 (たちばなそとお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 112.181 caratteri · 219 schermate
時々そういう葉書の来ている時、眸を細めてうれしそうに、
『フヴァーラ……フヴァーラ・ワム』
なぞと仰しゃることがございました。仏蘭西語なのかお国の言葉なのか、わかりませんです。そしてお二人で笑って読んでいらっしゃいますけれど……ハイ、お帰りになる時は、
『ありがとう……ありがとう』
とわたくし共ににっこりしてお礼を仰しゃって、外に繋いである馬でお帰りになります。あのお嬢さんたちがいらした時は、若い男の人たちは大騒ぎでございます。でも、向うの方ですし……欧州で名高い大金持のお嬢様だと、みんな知っておりますから、ただ、溜息を吐いてたばかりじゃないかと思います……」
「……姉さんの方がいらっしゃらなくなってからは、妹さんがお一人でおいでになりました。お一人で白い馬に乗って……毎日のように一週間ばかりの間、おいでになりました。大変馬がお上手だとかで……ハイ、わたくしも一遍外で、お見かけしたことがございます。パッパッと馬をあおらせて、房々した髪の毛を靡かせて、お綺麗な顔一杯に汗ばんで……これも村中の大評判でございました。外国の方は、どうしてああ恰好がいいものか! と見惚れたことがございます」