Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ロザリオのくさり
ロザリオの鎖
永井 隆
Leggi ロザリオの鎖 (ロザリオのくさり) di 永井 隆 (ながいたかし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 107.351 caratteri · 213 schermate
ソ連二か年の生活は終始パンの生活であり、パンのための生活であり、パンによる生活であった。共産主義の国ではパン以外のことを念頭におくことはなかったのである。いなパン以外のことを念頭におかせぬような仕組みになっているのだ。そこでは人はパンのみによって生きている!
君の収容所の給与はどうだった? まあ標準だったろうね。そうかい、そりゃよかったな、ぼくのほうなんか、とても話にならない。そいつは山の中だったからだろう、ぼくの所は司令部の隣だったから、やかましくってね、差し繰られなかったんだ。ノルマ表の通りにくれたよ。それで君は何をやっていたんだ? 建設作業だった、土方だよ、給与はC級さ。ははあ、じゃあパン一日量三〇〇グラムの組だね。うん、三〇〇グラムだけれどね、冬は土が凍っていて掘れないもんだから、一〇〇パーセントにならず、たいてい二五〇グラムだったね。それじゃあ、腹が減ってたまるまい、ぼくは医務室勤務だった。そうかい、それならC級だから三〇〇グラムだったろう。そうだ、三〇〇グラムだ。医務室ならいつも定量だからよかろうが土方のほうは、その日その日の仕事の量でパンを減らされるのだからたまらんよ。