Classici giapponesi con furigana
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いっきゅうさん
一休さん
五十公野 清一
Leggi 一休さん (いっきゅうさん) di 五十公野 清一 (いずみのせいいち) in giapponese con furigana. JLPT N5. Tocca una parola per il significato.
N5 · base · kanji e kana moderni · 40.517 caratteri · 82 schermate
お母さまも 京のみやこに すんでいましたが、一休さんは うまれたばかりで お母さまと わかれわかれに なったので、お母さまの あることさえ しりませんでした。
それで みんな お父さまも お母さまも あるのに、じぶんだけ うばと ふたりきりなのは どうしてだろうと、いつも かなしく おもって いたのでした。
それが こじきのおやこの むつまじい ありさまを みて、きゅうに むねが こみあげてきたのでした。
一休さんが、あんまり かなしそうに お母さまの ことを きくので、うばも、
「いっそ お母さまが おなじ 京のみやこに いることを はなして、お母さまに おあわせして あげようか。」
と、おもいましたが、また おもい なおして、
「いやいや、それはいけない。」と、そっと なみだを ぬぐって、
「千菊さま、坊っちゃまにも お母さまが あります。けれども、いまは とおいとおい ところに いらっしゃるので、とても あえません。」と、いいました。
「まろにも お母さまがあるの!」
はじめて お母さまの ことを きいた 一休さんは、きらきらと めを かがやかして、きっと うばの かおを みあげると、