Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 340.187 caratteri · 666 schermate

Aozora Bunko

ええッ! まあ! と思わずはじけ反るお艶に、お藤はそばから手を添えて、

「じぶんで乗りこんで、いいたいことを存分に言ってやるがいいのさ。今からあたしが案内してあげよう!」

一石二鳥。源十郎への復讐にお艶を逃がし、左膳への意趣返しには弥生のいどころを知ったお藤、ひそかに何事か胸中にたたんで、わななくお艶をいそがせて庭に立ったが、まもなく化物屋敷の裏木戸から、取り乱した服装の女性嫉妬の化身が二つ、あたりを見まわしながら無明の夜にのまれ去ると、あとには、立ち樹の枝に風がざわめき渡って、はなれに唄声がわいた。

杯盤狼藉酒池肉林――というほどの馳走でもないが、沢庵の輪切りにくさやを肴に、時ならぬ夜ざかもりがはずんで、ここ離庵の左膳の居間には、左膳、源十郎、仙之助に与吉。

赤鬼青鬼地獄酒宴の図。

「おいッ! 源十、源的、源の字、ああいや、鈴川源十郎殿ッ! 一献参ろう」

左膳、大刀乾雲丸を膝近く引きつけて、玉山崩れようとして一眼ことのほか赤い。

「す、鈴川源十郎殿、ときやがらあ! しかしなんだぞ、ううい、貴公はなかなかもって手性がいいや、こうつけた青眼に相当重みがある。