Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 340.187 caratteri · 666 schermate
その間に栄三郎泰軒の救いの手が、ついそこまで伸びて来て届かなかったのが、この、源十郎の詰問の結果。
はい。じつはわたくしはお艶の母、あれはわたくしの娘でございます。
とおさよの口から一言洩れると源十郎、高だかと会心の哄笑をゆすりあげて、
「いや、そのようなことであろうと思っておった。さてはやはり、いつか話に聞いた娘というのはあのお艶のこと、男の旗本の次男坊は諏訪栄三郎であったか。だが、はっきりそうわかってみれば、思う女の生みの母御なら、この源十郎にとっても義理ある母だ。こりゃ粗略には扱われぬ。知らぬこととは言い条、いままでの非礼の段々平におゆるしありたい」
と、奸智にたけた鈴川源十郎、たちまちおさよを実の母のごとく敬って手をついて詫びぬばかり、ただちに招じて小綺麗な一間をあたえ、今ではおさよ、何不自由なく、かえって源十郎につかえられているありさま。
将を射んと欲せばまず馬を射よ。あるいは曰く、敵は本能寺にありというわけで、源十郎はこのおふくろをちょろまかして、それからおいおいお艶を手に入れようと、今日もこうしておさよに暖かそうな、小袖か何か着せて、さも神妙に日の当たる座敷によもやまのはなし相手をつとめていると――。