Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
いつか、きみが宇宙怪人にばけたときに、フランスの発明家から買いいれたプロペラだ。そんな機械をもっているのは、日本では二十面相ひとりだからね。」
ところが、こうして明智がしゃべりつづけているあいだに、恐怖王の二十面相は、みょうなことをやっていたのです。
庭番のじいさんにばけた二十面相は、木の枝の上にこしかけて、左手で上の枝をつかみ、右手でふところから懐中電灯をとりだすと、その手をぐっとのばして、へいの外のほうにむかって、パッ、パッと、なんども、光を出したり、とめたりしたのです。
「おい、二十面相、だまっていないで、もう、かぶとをぬいだらどうだ。」
明智が、とどめをさすように、いいますと、いきなり笑い声がかえってきました。
「ワハハハハハ……、明智君、おれは、おとなしく下におりるよ。だがね、おれは、いつでも、おくの手の、そのまたおくの手を用意しているんだぜ。
黄金仮面にばけ、仏像にばけ、庭番のじいさんにばけ、さいごは、プロペラでとぼうとしたが、きみにじゃまされてしまった。だが、おくの手は、これでおしまいというわけじゃない。まだまだ、おくのおくのおくの手が、かくしてあるかもしれないぜ。