Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
やっと太陽の光を見て、いきかえった気持です。おいしい空気が、そよそよとながれてきました。
その小さな、あかるいあなが、すすむにつれて、だんだん大きくなり、ふたりは、とうとう、さわやかな夜あけの光の中に出ました。ゆうべおそくから、ひとばんあなの中でくらしたのです。時計を見ると午前五時でした。
「西洋館の門の中に、二十面相の自動車がおいてあるはずだよ。あれをとばして、ちかくの町の警察へ知らせよう。ついでに医者もつれてくるんだよ。二十面相はひどくやられているから、手あてをしてもらわなくちゃ。」
小林君がいいますと、ポケット小僧は、しんぱいそうな顔をしました。
「このままいっちゃって、だいじょうぶかい。西洋館の中には二十面相の部下がいるよ。あいつらが、あなの中にはいって、二十面相をたすけだし、小判を持って逃げちゃったら、たいへんだぜ。」
「だいじょうぶだよ。あいつたち、まだグウグウねているよ。それに、たとえ、あの洞くつに気がついたところで、二十面相のうずまってるところまでいくのが、たいへんだよ、そこへいったとしても、よういに、たすけだせやしないよ。
部下のやつが二十面相を見すてて、小判をぬすむ気になったとしても、あのあなのてんじょうをほって、たくさんの小判の箱を取りだすだけでも、三時間や四時間はかかるからね。