Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
ところが、そうしているうちに、もっときみのわるいことが起こったのです。
ある晩のこと、使いにいった木村助手が、顔色をかえて、研究室へとびこんできました。
「先生、塀の外に、へんなやつがウロウロしてますよ。先生の発明をねらっているのじゃないでしょうか。」
「へんなやつって、どんなやつだ。」
「恐ろしくでっかいやつです。相撲取りみたいな、まっ黒なやつです。」
「まっ黒だって?」
「ええ、からだじゅう、まっ黒です。頭はぼくの三倍ほどもあって、まっ赤な目が光っているのです。」
「きみはどうかしたんだよ。そんな化け物が、町を歩いているはずはない。まぼろしでも見たんだ。」
博士は、笑ってとりあいませんでしたが、やがてそれが、けっして、まぼろしなんかでないことが、わかってきたのです。
その晩、博士の子どもの中学生の治郎君は、自分の部屋で勉強していましたが、宿題が終わったので、ひと休みして、外の空気を吸うために、窓を開きました。
窓の外は、まっくらな庭です。向こうに木の茂みが、黒く見えています。
ふと気がつくと、その木の茂みの間に、赤い光が、チラチラと動いているではありませんか。