Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

そして、なにくわぬ顔で、あなたに売りつけ、いざというときに、このガレージをかくれ場所にするつもりだったのでしょう。」

明智探偵が言いました。

「で、治郎は……治郎はどこにいます。」

遠藤博士が、待ちきれないで、車のドアを開きながら、あわただしくたずねました。

「ぼくも治郎君はここにかくされているのではないかと、疑ったのです。しかし、ここにはいません。ここは、からっぽです。ただ、このすみに、こんなものが置いてあったばかりです。」

明智探偵の指さすところに、大きな丸いガラスのようなものが見えました。そのそばに、うすい鉄のよろいのようなものが、まるまっています。

「あっ、さっき木村のベッドの秘密箱の中にあったのと同じものだ。電人Mの変装衣装だなっ。」

中村警部がさけびました。

「そうだよ。あいつは、方ぼうに、これを用意しておくのだ。いつでも使えるようにね。」

「それにしても、どうして、この鉄板の床をあげ下げするんだ。どっかに、スイッチでもあるのかね。」

「鉄板には鉄のびょうが打ってある。そのひとつが、スイッチがわりになっているのさ。たくさんのびょうの中から、そいつを捜すのに、ちょっと、骨がおれたがね。