Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

「さあ、いよいよ、おもしろいものを見せてやるよ。そこへいくまで、これで、目かくしをするんだ。」

と、言いながら、黒いきれで、治郎君に目かくしをしました。

そして、男に手をひかれて、廊下のようなところを、グルグル回って、みょうな部屋に連れこまれ、

「ここで待っているんだ。」

と、目かくしをはずして、冷たいコンクリートの床の上に、突き倒されました。

目かくしがなくなっても、目の前はまっくらでした。しんの闇です。むろん家の中でしょうが、どうしてこんなに暗いのか、わかりません。ここも、きっと、窓がないのでしょう。ひょっとしたら、地下室かもしれません。

突き倒されたまま、横になって、じっとしていましたが、いつまでたっても、目の前はまっくらです。

そのとき、とつぜん、パッとあたりがまっ赤になりました。血のような、きみのわるい色です。自分のからだを見ると、血まみれになったように赤いのです。

電灯は見えません。方ぼうに、赤いかくし電球がついているのでしょう。

すると、あっと思う間に、また、まっくらになってしまいました。

一分ほどすると、こんどは、まっさおな光です。あたり一面、海の底のような青い色に包まれました。