Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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へいけがに

伝奇ノ匣2 岡本綺堂妖術伝奇集

岡本 綺堂

Leggi 伝奇ノ匣2 岡本綺堂妖術伝奇集 (へいけがに) di 岡本 綺堂 (おかもときどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 203.094 caratteri · 411 schermate

Aozora Bunko

會徳 どうして、どうして、今もいう通り、手足が八本もほしい時節だ。

(會徳は下のかたへ立去る。)

柳 誰だってそうだ。齷齪しなければ生きていられない世の中ということを知らないのは、お前さんぐらいのものだ。(鎌を持ちて行きかけて立戻る。)おまえさんは何かに祟られているんだよ。

李中行 祟られている……。

柳 屹と何かに祟られているんだよ。十五夜の晩に、おかしい旅の奴が来て、青蛙神だとか云って三本足の青い蝦蟆を見せると、わたしが止めるのも肯かないで、おまえさんは何か祈ったろう。障らぬ神に祟り無しと云うのはその事だ。神様だが魔物だか判らないようなものに、うっかり祈ったり、願掛けをしたりすると、飛んでもない祟りや災難を受けることがあるものだ。お前さんは屹とあの蝦蟆に祟られたんだよ。それで無くって、今まで真面目に働いていた人間が、急に生まれ変ったような怠け者になる筈が無いからね。

李中行 祟られるなら祟られても好い。幾度云っても同じことで、おれの料簡はおまえ達には判らないのだ。まあ、打っちゃって置いてくれ。

(李は笑いながら悠々と長煙管の煙草をのんでいる。)

柳 (舌打ちして。