Classici giapponesi con furigana
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はいくへのみち
俳句への道
高浜 虚子
Leggi 俳句への道 (はいくへのみち) di 高浜 虚子 (たかはまきょし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 60.608 caratteri · 120 schermate
四
はならぬ、と言うものがありますが、それは一を知って二を知らぬ言であります。
花鳥諷詠ということは原始生活を離れて段々文明の進んで来るに従って、自然に生れ来った人間の余裕であります。この余裕があればこそ、人間の眉は常に苦渋の顰みを見せていないで済むのであります。
魚が泳いでいるのを見ればすぐこれを漁獲せん事を思い、鳥の飛んでおるのを見ればすぐ狩猟せんことを思い、また樹木があればそれを伐採せん事を思う人はあわれむべきであります。我らはそれらのものに依って衣食住の材を得る事は承知しておりますが、また同時にそれらに依って遊楽の天地を形造る事も知っております。ひとり汗ばかりを流すのが人間なのではありません。涼風を満喫するのもまた人間であります。花鳥と共におり、風月と共に居る、これが人間の一面の姿でもあります。
俳句というものは花鳥諷詠の文学であります。これは我国にひとり存在するところの特異な文学であります。花鳥諷詠の文学(詩)が存在しているということは、我が国民の誇りとすべきものであります。(『玉藻』、二七、八)
四
今まで主として日本の景色、並びにその景色に対する日本人の親しみ、というようなことをお話したのでありますが、景色と言ったばかりでは意をつくさないのでありまして、前にもちょっとその事に言い及んだように思い