Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
あおいはらふじんのたいつり
垢石釣游記
佐藤 垢石
Leggi 垢石釣游記 (あおいはらふじんのたいつり) di 佐藤 垢石 (さとうこうせき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 46.298 caratteri · 100 schermate
しかし、私の鈎は大鯛が見はなしたらしい、道具を仕舞うまでついに一度も当りを見せなかった。
雲がきれて、半島の丘を圧して姿を現した富士は、もう夕陽を頂きに映していた。(お土産は充分だ。もう、帰ろう)と舟中に期せずして声が起ったのである。
港の家々から立ち昇る夕餉の烟を、波を蹴る沖の小舟から望みながら、
「この大鯛を、葵原が見たらさぞ驚くことでしょうね」
夫人の想いは、遠く夫君の胸に走せているのであった。