Classici giapponesi con furigana
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あおいはらふじんのたいつり
垢石釣游記
佐藤 垢石
Leggi 垢石釣游記 (あおいはらふじんのたいつり) di 佐藤 垢石 (さとうこうせき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 46.298 caratteri · 100 schermate
家族連れですと一艘買い切って行き、互に入り替り乍ら賑かに釣る事が出来ます。
船に乗ったならば万事船頭の指図に従い、錘が底に着いたならば引摺り加減にゆっくり小突きます。いつも錘を五寸以上、海底から上げないように心掛けるのです。最初船頭からおやりなさいという声がかかりましたら餌の大きいごかいを一匹差しにして鈎を下します。大きなごかいは魚の眼につきやすいから、魚が集って参ります。ごつんと当りがあったらゆっくり合せて上げますと、大きな奴がブルブルと上って参ります。
鯊が盛んに餌につきはじめたならば、もうごかいの一匹づけの必要はありません。餌を細かくして鈎先に刺せば、いくらでも食いつきます。その時、忘れてならないのは常に手荒でなく、静かに竿先を二、三寸上下して、魚を誘う気持を失わぬ事です。上手になると鈎が口先にかかって、鈎を外すのに手早く、能率が上って参りますが、初心のうちは合せが遅れて、鈎を腹深く呑み込ませる場合があります。その時は、鋏で鯊の口を切って鈎を出すか、鈎外しを用います。乗合船では座席が狭いから、魚がかかった時周章てて隣の人の道具に糸を絡ませないように心掛けねばなりません。