Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate

Aozora Bunko

かくして、怪人二十面相は、またしても完全に凱歌を奏しました。たとえこの事件に、最初から関係していなかったとはいえ、明智は、ふたたび二十面相のために、おくれをとったのです。

「小林君、信雄君も、よくおぼえておいてくれたまえ。ぼくはかならずあいつをとらえてみせる。この手であいつの首っ玉をおさえつけてみせる。こんなにばかにされては、もうがまんができないのだ。今から一ヵ月以内に、いいかね、一ヵ月以内だよ。ぼくはきっときっと、二十面相を刑務所に送ってみせるよ。」どんな大敵に出あっても、いつもニコニコ笑っている名探偵も、このときばかりは、目を怒らせ、歯を食いしばって、怪人二十面相へふくしゅうをちかうのでした。

しかし、二十面相のほうでも、少年探偵団員へのふくしゅうを、まだまだつづけると宣言しています。

いや、そればかりか、明智探偵までも、同じように、おそろしいめにあわせてやると、今もテープ・レコーダーがしゃべったばかりです。ああ、日本一の名探偵と希代の怪盗とのたたかいは、いよいよ、その絶頂にたっしようとしています。明智勝つか、二十面相勝つか。その決戦の日こそ待ちどおしいではありませんか。