Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
ゆだんをしたのです。まさかおなかのすいた少年たちに、そんな元気が残っていようとは知らず、とんだゆだんをしてしまったのです。
そのとき、相撲選手の桂君を先頭に、五人の少年探偵団員が、暗やみをさいわい、地面をはうようにして、音もなく、二十面相の足もとへ近づいていました。そして、相手がいい気になってしゃべりながら、ピストルを持つ手をダランとさげているのを見すまし、いきなり、五人がひとかたまりになって、その手にとびついたのです。
「あ、痛い!」二十面相はふいをうたれて、思わずさけびました。それも道理です。五人のうちのひとり篠崎君などは、大きな口をあけて、賊の手首にかみついたのですから、いくら怪盗でもかないません。痛さにたえかねて、ピストルをにぎる指がゆるむのを、力の強い桂君がうむをいわさずもぎとってしまいました。
機敏な明智探偵が、このさわぎをぼんやり見ているはずはありません。探偵は二十面相がおそわれたと知ると、すぐさまポケットのピストルを取りだして、賊の胸にねらいをさだめました。小林少年もリスのように、びんしょうでした。賊がおどろきのあまり取りおとした懐中電灯を、すばやく拾いあげて、そのまるい光を、サッと二十面相の上半身にさしむけました。