Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
ところが、二十面相は大穴から十メートルほどてまえまで来ますと、ひょいと立ちどまって、懐中電灯をつけ、そこの岩はだを照らしました。
「フフン、こんなしかけがあろうとは、いくら名探偵でも気がつくまいて。よしよしここだ、これがおれのほかにはだれも知らない目印だ。」
二十面相は懐中電灯を地面において、そこにうずくまり、岩と岩の間のせまいすきまに、右手をさし入れて、何かしたかと思いますと、これは、どうでしょう。そのそばの大きな岩のかたまりが、音もなく、まるでドアでもあくように、スーッと動いて、そのあとに、五十センチ四ほうほどの不規則な穴が、ポッカリと口をあけたではありませんか。秘密の通路なのです。それは、ちょっと見たのでは、岩はだのほかの部分と少しもちがわないのですが、じつは、セメントをかためて色をつけた秘密のとびらだったのです。
二十面相はその穴の中へはいりこんで、セメントのとびらをもとのとおりにしめておいて、まるでモグラのように、せまいまっくらな穴を十五、六メートルはいすすみました。そして、その行きどまりまで来ますと、またそこの秘密のしかけをはずして、同じようなコンクリートのとびらをひらき、穴の外にはいだして、またそのとびらをもとのようにしめました。