Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
それがぼくと同じ服装をかくすために、頭からスッポリ将校マントをかぶって、ぼくたちのあとへついてきたのだ。
きみはおぼえているかね。穴をはいってまもなく、ぼくが岩かどにつまずいて、懐中電灯を取りおとしたのを。うん、そうだよ。あのときほんのしばらくのあいだ、懐中電灯が消えて、あたりがまっくらになってしまったね。むろんわざとしたことさ。このぼくが不注意でつまずいたりするものか。きみの目をくらます策略だったのさ。その暗やみを利用して、すぐあとからついてきていた替え玉の男と、すばやく入れかわったのだよ。ぼくはその男の将校マントを持って、コッソリ穴の外へ逃げだす。あとに残ったその男は、落ちた懐中電灯を拾いあげ、ぼくの声をまねて、『大じょうぶ』とか、なんとかいったのさ。
ハハハ……、わかったかね。種あかしをしてしまえばなんでもないことだが、二十面相ともあろうものが、この手品にまんまといっぱいかかったんだからね。そしてその替え玉をぼくと信じきって洞くつの奥へとじこめ、とくいになって出てくるところへ、ほんもののぼくがこうしてあらわれたというわけさ。」
目の前の明智探偵が、幽霊でも魔法使いでもなく、ただ子どもだましの手品を使ったばかりだということがわかりますと、二十面相はにわかに元気をとりもどしました。