Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
そこへ、人々をかきわけるようにして、名探偵明智小五郎があらわれました。明智はだまって機械人間の死がいに近づくと、そのそばにしゃがんで、あちらこちらとしらべていましたが、
「オヤ、これはなんだろう。」
と、つぶやいて、怪物の右の手を持ちあげました。見ると、ちょうつがいになった青銅の指が、かたくにぎりしめられていて、その指のあいだから、白い紙きれのはしが出ているのです。明智はその紙きれを破れないようにソッとぬきだし、ひざの上でしわをのばして、消防自動車のヘッド・ライトの光にあてて見ました。
「アア、やっぱり手紙だ。こいつは手紙でぼくらに何かをつげようとしているんだ。」
その紙きれには、字だか絵だかわからないようなへんなかなで、
「フクシュウ」
と、ただ五字だけしるされていました。「復讐」と読むのでしょう。つまり、復讐してやるぞという、例のおどし文句です。
しかし、死んでしまった怪物がどうして復讐できるのでしょう。どうもわけがわかりません。でも、相手は化けものみたいなやつです。死んでしまっても、たましいがのこっていて、何かおそろしいたくらみをしているのかもしれません。