Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate

Aozora Bunko

またしても、泰二君をどこかへ連れさってしまったのです。いったいこれは、どんな意味があったのでしょうか。

それはともかく、このふしぎなありさまをごらんになった、おかあさまのおどろきは申すまでもありません。けたたましいさけび声をたてて、救いをお求めになったものですから、召し使いたちも起きてきますし、それから近所の人が集まってくる、電話の訴えによって、数名の警官がかけつけてくるという大さわぎになりました。

そして、その夜中から朝にかけて、げんじゅうな捜索がおこなわれたのですが、泰二君が、何者によって、どこへ連れさられたのか、想像さえつきませんでした。

庭のやわらかい土の上に、泰二君のはだしの足あととならんで、おとなの靴のあとが、点々として残っていました。それによっても、何者かが泰二君を連れさったことはあきらかですが、泰二君は蛭田博士邸でおそろしいめにあったことを、おかあさまにもうちあけなかったものですから、その靴あとのぬしが何者であるか、だれにもまったく見当さえつきませんでした。

翌日のお昼すぎには、泰二君のおとうさまが、電報の通知を受けとって、とるものもとりあえず、関西の出張先から、特急こだまでお帰りになる、おとうさまの会社では緊急幹部会議をひらいて、重要書類紛失の善後策をこうじる。