Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate

Aozora Bunko

このわしは、きみ、もうちゃんと犯人の目ぼしまでつけている。ただ、そいつのありかさえさがせばよいのじゃ。手がかりなんて、二つも三つも有力なやつをにぎっている。

どうだね、明智君。これでもかぶとをぬがんかね。わしは今も相川さんにいったのじゃが、きょうから十日間に、書類と四人の子どもを取りもどしてみせるつもりじゃ。え、明智君、十日間にじゃよ。」殿村はさもとくいらしく、サルのように、黄色いそっ歯をむきだして、しきりとつばをとばしながら、まくしたてるのです。

明智はだまって、そのようすをながめていましたが、やっぱりにこにこ笑ったまま、平然として答えました。

「十日間とは少し長すぎるようだねえ。ぼくは、その半分の五日間で、犯人を見つけだすつもりでいるんだが……。」

それを聞きますと、殿村はギョッとしたように明智の顔を見つめましたが、みにくい顔を、いっそうみにくくして、ほえるようにいうのです。

「なんだって? きみは手がかりをまだ少しもつかんでいないといったばかりじゃないか。それに五日間なんて、でたらめもいいかげんにするがいい。」

「でたらめじゃあない、手がかりをさがして犯人をつきとめ書類と子どもたちを取りもどす。